第60回 「ADONN(アドン)V6000DSP」
極!石田塾
2025.04.26
ちょっと面白いものを入荷しました。まだ付けていないんですけどね(笑)。まずは紹介です。
それはADONN(アドン)というメーカーのV6000DSPという商品。れっきとした国産メーカーのアンプ内蔵デジタルプロセッサーです。最近、専門店ではイースコーポレーションが取り扱うZ1200DSP、Z1000DSP、Z600DSPというモデルが発売されていて、もしかしたらコルトレーンでも取り扱っているかもしれませんが、V6000DSPはよりリーズナブルなモデル。Amazonで数万円程度で買えます(現時点では在庫切れの状態)。
内蔵アンプは50W×4の出力ですが、DSPは6ch分を用意。僕のクルマはダッシュボード上にカロッツェリアのCSTドライバーを埋め込み助手席の足もとにサブウーファーを置いた構成なので6ch DSPがあれば十分に事足ります。なので、試しに入手してみたわけです。
ヘッドユニットは現在、カロッツェリアのディスプレイオーディオ●●●●●●を使用していて、これもDSPを内蔵しているためADONNを追加したところでそんなに変わらないんじゃないの? という気もしますが、イコライザー が31バンドで調整できるようになるところが大きく違います。これまでは7バンドだったか10バンドのみだったから、よりきめ細かく調整できるようになるんです。これは楽しみです。
調整をスマホのアプリで出来るのも手軽です。一応、本格的なWindows用のソフトも用意されているんですが、Bluetoothでつないでスマホで調整できるのはすごく楽チン。まあ、一画面に表示できる項目が限られているので、多少不便を感じる部分もありますが、手軽さは魅力です。
内蔵のDSPはアナログデバイセズ社製の32bitタイプ。動作サンプルレートは48kHz/24bitなので、96kHzは欲しかった気はしますが、価格的にはこんなものでしょう。A/DコンバーターはAKM製の32bit/ 192kHzタイプ、D/Aコンパーターはテキサスインストルメンツの24bit/192kHzタイプで、スペックが細かく明記されているため安心ですね。
コンパクトなボディだから内蔵アンプはD級かと思っていましたが、AB級のものが内蔵されています。おそらく車載ヘッドユニットと同等のものとは思われますが、コンパクトな割りにずしりと重いボディを考えると、そこそこの音はするんじゃないかと期待できます。
音源は基本的に既存のカーオーディオ機器とV6000DSPをスピーカーラインで接続するわけですが、そのほかにスマホとBluetooth接続して聴くこともできます。ディスプレイオーディオに替えてからUSBに音源を入れて聴いていたんですが、それもだんだん面倒になってきて(笑)ストリーミングがいいなあと思っていたところだけに、V6000DSPを接続したらストリーミングを中心に聴こうと思っています。今、NP1が付いていてクルマの中がWi-Fiつなぎ放題なので、通信料の心配もありませんしね。
というわけで、時間さえあればゴールデンウィーク中にはボロいスバルR2がさらに最新のオーディオカーに生まれ変わりそうです。接続に必要なダイレクトハーネスも入手済みです。が、その前にスタッドレスを夏タイヤに履き替えなきゃなぁ(笑)