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コラム

第52回「ちょっと一服」

極!石田塾

2024.04.09

※サウンドミート課題曲解説付き♪

今回は音楽やオーディオとはまったく関係のない話なので、興味のない人はすっ飛ばしてください。実は、4月9日に入院&手術をすることになりました。手術というと「えっ!」と驚く人もいるでしょうが、なんのことはない、おしりにできたおできを取りさる手術です。もう1年ほど前から気にはなっていたんですが、親父の介護のために入院することなどできなかったので、騙し騙し過ごしていたんですね。その親父も、幸いなことに施設に入居することができたので、ようやく病院へ行って手術が決まったわけです。

しかし地方の病院は人手不足が深刻なようで、地元の一番大きい病院でも「この病院では手術は無理。他の病院を紹介します」と言います。で、紹介されたのが弘前大学附属病院。隣の県ですよ(笑)。ま、秋田市よりは弘前のほうが近いので問題ないんですが、なんだかなって感じです。聞けば、診察を受けた北秋田市民病院では、多くの医者が秋田大学や弘前大学から派遣されてきているようなんですよね。東京にいた時から継続して診察を受けているというか薬をもらいにいっている循環器内科の医師は秋田大学から。今回の形成外科は弘前大学から派遣されていました。で、弘前大学附属病院での手術に決まったわけです。

先日、手術前の顔見せ(?)に行ってきたんですが、北秋田市民病院で診察してくれた医師が弘前を予約した日を見て「その日は僕もいますから」と言っていました。その時はわけがわからず「?」と思っていたのですが、弘前大学附属病院では下働きの研修医として忙しく動き回っていて、なるほどと納得したわけです。地方の病院は、大学病院からの研修医の派遣がなければ成り立たないほど、人手不足が深刻なわけですよね。そして、地方の病院では手術する施設がないわけではなく、手術する人がいないということのようです。

その、おしりのおできですが、アテロームというヤツです。日本語でいうと粉瘤。体内のゴミが固まってできたもののようで、それを切り取ってしまえばもとに戻るんだそうです。僕の友人に話したら、アテロームを「自力で取った」と言うヤツがいて詳しく聞くと、学生時代にパンパンに腫れたアテロームをお風呂に入った時に触っていたら、突然皮膚が破れて血と共に銀杏のようなアテロームの元が浮かんできたとか(笑)。その時はさすがに驚いてすぐに医者にいったらしいけど、その後はすっきりして再発もしていないので、取れたらおしまいの簡単なものらしいです。

ただ、弘前大学附属病院の医師が、わりと若めの女性なんですよね。だから、おしりを出すのには抵抗があります(笑)。先日、顔見せに行った時も「はい、患部見せてください」といい「あら、わりと大きいわねぇ」といいながら腫れた部分をさわりまくります。そして助手の若い女性に「写真を撮って」と指示してバシャバシャと写真を撮られます。医者は慣れているんでしょうが、こっちからしてみると屈辱的というかなんというか…。人生、終わった気になりますね(笑)

入院期間はいちおう1週間の予定ですが、術後に化膿したりの問題がなければ2〜3日で退院できるそうです。だから5月26日のサウンドミートは、まったく問題なく出られます。なので、サウンドミートで聴く基準曲も決めました。サウンドミートのサイトやFBでも発表されていると思います。

1曲はルー・リードの「Parfect Day」。2作目のトランスフォーマーに収録された1972年の古い曲ですが、ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の映画、パーフェクト・デイズが公開されて以来、この曲が聴きたくなって最近ヘビィローテーションしています。近くに映画館がない(無いことはないが公開していない)ので残念ながら映画はまだ見ていませんが、ヴィム・ヴェンダース、好きなんですよ。ベルリン・天使の詩、とかパリ、テキサスとか良かったですよね。

だから、最近よく聴いている曲ということで「Parfect Day」を選びました。名曲ですよね。トランスフォーマーの中の曲にすれば良かったんですが、ルー・リードってライブの音がものすごく良いんです。2004年だったかな? フジロックで見た時は感激しました。だからライブ音源。僕はCDを持っているのでハイレゾ音源は入手していませんが、ハイレゾを探したらHD Tracksで買えるようです。この曲、ギターのクリアさ、ルー・リードの声、ドラムスのヌケなど、いかにライブの雰囲気が伝わってくるかがキモかと思います。

もう1曲のインストルメンタルものはROVOの「HINOTORI」です。ROVOは大好きなバンドのひとつで、普段からよく聴いています。あの三次元的なスペース感がたまらないですよね。ポイントは芳垣さんと岡部さんの高速ツインドラムの描き分けかと思います。あと勝井さんのエレクトリック・バイオリンと山本精一さんのギター、そして益子さんが創る宇宙的な空間。これらがシンクロしたトランス感をいかに作り出せるかで、良し悪しが決まるでしょう。

入院中はベッドでおとなしくしていますが、退院したらガンガンに聴きまくっていますので、出場するかたは現地で楽しませてくださいね。

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