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パイオニアの新しいハイエンドスピーカー「TSーZ1GR」「TSーHX1GR」レビュー

2025.06.15

 

 

先日発表された、パイオニアの新しいハイエンドスピーカー「TSーZ1GR」「TSーHX1GR」に関してのセミナーに行ってきました。

山形は天童市にある、東北パイオニアまで出向いたのですが、いろいろな体験含め、濃密な時間でした。

 

試聴も出来ましたので、早速レビューさせていただきたいと思います。

 

最初に書いておきます。

お値段なんと税込77万円!!!

 

最近の様々な状況を鑑みると、値段はあがって然りってところはありますが、それにしても高額ですよね^^;

ですが、試聴してみてその金額が正当であると、といいますか、唯一性を鑑みると安くさえ感じてしまいました。

 

その辺りを含め書いてみたいと思いますので、最後までお付き合いのほどお願いいたします。

 


この製品に関しては、カロッツェリアブランドではなく、パイオニアブランドって事らしいです。
今回パイオニアさんとしては、販売店に対し、かなり深いところまで情報共有していただいたようで、撮影や投稿内容に対してもNG事項が多くありました。

基本的により多くのユーザーと感動を共有したいとの、パイオニアの企業理念に基づき、販売店への情報開示やさまざまなサポートを行い、共に実現していきたいって想いが伝わるようなセミナーでした♪


では♪

デモ箱での第一印象 → 普通。

多分多くの方そう思われると思います。
金属系振動板にありがちな、硬い響きもなく、至って自然な音色。
キラキラした魅力的な高域も、深く色っぽいヴォーカル、タイトで締まった低音。
そんな強く残るような印象もファーストタッチではあまり感じません。

圧倒されるのは、音が鳴り出し一瞬の間を経たのち。


ふと気がつくと、音楽の現場に居る感じです。


何だかですね、脳のオーディオスイッチが入らない感じです。
テレビや電話で話してる時みたいに、人の声などに脳内補正がかかり、本物とか偽物って判別しなくなると言いますか。

なので普通の音と、普通の音楽と思っちゃうんですね~

でも、一瞬の間を置いてスイッチが入る。
で、ぶわーっと引き込まれ圧倒されるの。

これ、たぶんこの製品を体験する、最初の数回しか体感できないと思います。
何度か体験すると、もう入り口がわかってますので、自ら扉を開けてそこに入ってしまうと思います。

自分の車のドアが、ライブハウスの入り口って感じです。

 

 

デモカーでの音→普通

 

いや、これちょっとびっくりでした。

デモ箱での試聴は、かなり環境の良い状態で聴かせていただいたんですが、それとの差異はかなり少なかったです。

勿論細かな部分での違いはありますが、概ね基本的な部分はちゃんと押さえられており、実際車で実現できる音のクオリティーをかくにんすることが出来ました。


具体的なことも書いておきますね。
今回のCSTユニットって指向特性がめっちゃ良いです。
スピーカーって軸上特性が1番良く、そこから外れると特に高域が徐々に減衰しちゃうんです。
もちろんこの製品も物理から逃れられるわけもないのですが、かなりの広範囲で軸上特性とほぼ変わらないです。
ツイーターだけならわかります。
ですがツイーターもスコーカーも、完全に同調してます。
指向特性だけなら、めちゃめちゃ広帯域のドームツイーターって感じです。
多分400Hzまでなら余裕で使えそうですので、そこから上の帯域の指向特性がだだっ広いってことになります。

個人的に心配だったのは、実はウーファー。
CSTがTADクオリティーとなったとして、ウーファーはついていけるのか。
ホームと違い、カーオーディオではユニットメーカーは箱となるドアの設計までできない。
それを担当するのは、オーディオ専門店。
それも、認定店のみ。

だからこそ、多くの情報を共有することによって、より良い音を多くの人に届けられる。
そう判断したのかもしれないですね。

聴かせてもらったデモカーは、ドアではなくエンクロージャーを設え鳴らしてました。
よくできたエンクロージャーで、コーンの動きを制限してしまわず、しっかりコントロールされてました。流石にローエンドまでとはいきませんが、結構下までしっかり鳴らせてました。

で、しっかり速くしっかり制動されてました。
驚くのが、これまた一聴すると普通の音。
車載でもデモ箱同様しっかり鳴らせてました。

取り付けに関してですが、CSTユニットはPRSを使ってる方なら、そのままつきそうですが、ウーファーは無理っぽいです。
6穴なのでRSスピーカーと同様かなとも思ったのですが、バスケット形状も全く違うので、作り直し前提となるかもです。


TSーZ1GRは、間違いなくTADレベルのクオリティーを持ってることがわかりました。
ネットなどの記事では、GRシリーズとされていますし、第一弾との表記もありますので、以降アンプやDSPなんかも出る予感ですが、その事についてお話ししてみると、何やらゴニョゴニョって感じになり、はっきりしませんでしたが、何かしらやってるような気もします。

取り敢えず、スピーカー来ましたらデモボードでしばらくエージングの後、デモカーへ取り付けようと思います♪
 

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