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ヴェルファイアのドアコンプリート♪②

2019.09.27


次はアウターです♪

写真を撮り忘れてたので、STEP3の最終系がどんな感じかお見せできませんでしたね^^;


こんな雰囲気で仕上がってます。

別の車両の写真ですが、概ねこんな感じです♪
車両によりフェルトが入れられる場所が違いますが、どうなってても目的は同じです♪

ここまでやれば、取り敢えずコルトレーンが理想とするスピーカーエンクロージャーの完成です。

バッフル、デッドニングSTEP2、STEP3と、全て一本の線で繋がってます。
どれだけ優れた施工でも、個々でチグハグな施工をしてしまうと、相殺され効果が激変しちゃったり、効果があっても実良いレベルにまで達しておらず、結果無意味になってしまったりします。

デッドニングしたけど、こんなもんなのかな〜???

って場合は、この辺りのプランニングがしっかり行われてないからです。



では!

既に開口されてます。
赤のラインが仕上がりの目安になります。
この上からパテを盛ると、赤ラインが転写されますので、これを基準に製作します♪


この状態からパテを盛ります。

なんとなくでもイメージ出来ますよね〜
正面から見るとわかりませんが、実際バッフルはインナーパネルと平行に立ち上がってきてるのに対し、内張はそれとは無関係ですので、バッフルと内張では、面が大きくずれてる事が多いです。


盛り盛り♪

って事で、パテで面のずれを吸収しながら、新たにバッフル面を構築します。

以前も書いてますが、このバッフル面の形状も、大きく出音に影響します。

音ってスピーカーから、かめはめ波みたいにギューンって真っ直ぐ放出されるわけじゃなく、ちょっと違うけど、火山の噴火みたいに放射状に放出されるんです。

火山と違うのは、放射状に広がった音は、その勢いでスピーカー側にも帰ってきて、バッフルに跳ね返りまたリスナー側に向かいます。
この時にバッフル形状が複雑だったり、特定条件を満たしてしまうと、結構致命的な悪さをします。

コルトレーンのバッフルって、基本的に同じイメージですよね〜
別に統一してるわけじゃなく、音響を考慮した結果なので、同じ感じに仕上がっちゃうんです。


整形完了♪

あとはレザーを張って終了です♪


こちらは積層部バッフルです。

こちらもカバ合板です♪

市販の木製バッフルは、MDFかシナ合板が多いです。
加工性も良く安価であることから採用されるケースが多いです。

で、コルトレーンではカバ合板。
何故でしょう?

音が格段に良いんです♪
めちゃめちゃ硬い素材ですので、加工性は最悪です。。。
工具の刃もすぐ悪くなります。
でもそれは、私らが制作する時に一度だけ苦労すれば良いこと。
それでお客様はこの車両に乗ってる限り、ず〜っと良い音を楽しめるわけです♪


完成♪

グリルをはめるとこんな感じです。

横からはこんな感じです。

全体はこんな感じ♪

うん♪
音良さそうなドアです♪


と、今回はドアを一気に仕上げました。
エンクロージャーの基本部分は全て網羅出来ましたし、出音を考慮したチューニングも出来ました♪

ですがコルトレーンの技術はここで終わりじゃ無く、まだまだ様々なチューニング技術を持ってますので、今後システムアップしたりした時にも、やれることはたくさんあります♪
この辺りは、システム全体を考慮して、やるべき時が来ます。
それまでは現行のドアで十分鳴らせますので、その時が来るまで存分にお楽しみくださいね♪


出音ですが、もう言うまでもありませんね〜^^
ハイスペックなスピーカーを、最高の環境で鳴らせるようになちましたので、淀みなくクリアでエネルギッシュな音の粒が、スピーカーからバシバシ溢れてきてます♪

良いです!



今回も楽しいお仕事をさせて頂き、有難う御座いました♪

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