あ、、、、、、あついぃ。。。久々のブログです^^;
2024.08.26
※ブログ後半に情報共有ネタあり♪
相変わらず更新が遅いブログですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この暑さで体調を崩されている方も多いようですので、皆様体調管理はしっかりと、この暑い夏を乗り切りましょうね。
と、ここのところひまです。
ひま。
という事で、現在時間が空いた時にぼちぼちと改装作業を進めております。
今後の予定といたしましては、9月1日にお客様有志にご協力いただき、店内天井の塗装をします。
塗料までいただいちゃってますので、実質0円施工です♪
ありがたい♪
で、9月中にこれまたお客様のつてで、業者さんを紹介していただいて壁のクロス張替え。
これはお店が休みの時に施工していただきます。
クロスが貼れたら、既に購入済みのソファなどを搬入します。
で、今回のメイン!NEWデモボード制作!
現在の車両では、DINスペースを頂けるものが少ないので、これまでのようなナビなどのDINスペースを利用したシステム展開が困難になっておりますので、DSP中心のシステムになりがちですので、デモボードもこれに合わせたものに作り変えます。
10月いっぱいでは完成させたいと思っております。
完成いたしましたらHPと合わせ、またこちらでご案内いたします。
という事で、情報共有!
ブログでの更新は止まったままですが、ありがたいことにお仕事は頂けておりまして、その中でここを見てくれている仲間にも情報共有しておきたいことがありましたので、お知らせいたしますね。
まず悲報。。
・値上げラッシュが止まりません。。
製品はもとより、木材系などの部材や電気代などの諸々固定費も軒並み高騰しております。
当店は私のワンオペですので、比較的経費が少なく済みますので、お客様のお支払金額が大きく上がることは現在まで何とか抑えておりますが、それでも製品代に関しましてはお客様のお支払いにもろに影響してしまいます。
現在は各社カタログを刷新している時期ですし、値上げの波はとりあえずひと段落している状況ですので、何もない限りは急激な値上げは無いと思われますが、今後金額が下がる方向での要素が全く無いのも事実ですので、オーディオ施工をお考えの方は少し前倒ししてでもやっておいた方が良いかもしれません。
世界情勢を見るとインフレもやむなしかとは思うんですが、インフレのきっかけは是非とも人件費からにしてほしいですよね~
次はこれから車を購入される方に、有益情報!
これはあくまで音質、オーディオをメインに据えた車選び前提なのですが、同じシステムでも車両によって仕上がりの音が違うのも事実ですので、ちょっと気になるところですよね~。
というわけで、最近施工させていただいた車両で、オーディオベース車両としての資質が気になったものがあったので、いくつかご紹介しておきます。
まずはポルシェ。
屋根が開くタイプのものの方が剛性は高く、音も良さそうですが、ポルシェは全般的に音が良いです。
とにかく頑丈!基本的に頑丈なんですが、その上補強のしつこさが半端ないです。
大きくごつい部分から、爪の先のような小さな補強まで、かなりしつこいです。
基準値をクリアすればオッケーって作り方じゃ、この強度は出ません。
構造ではなく、素材と補強で強度を出していますので、振動モードのコントロールはなかなか難しいものにおはなりますが、その分制振材の得意領域での振動成分が多く、逆に振動モードもそちら方向だけに専念すれば良いですので、そこさえ抑えれば結果はすこぶる良いものとなります。
失敗した時のしっぺ返しがきついのも、こういったドアの特徴でもありますので、ちゃんとわかって施工しないとすこぶるひどいドアになりますので注意が必要です。
次はシエンタ(現行ひとつ前のモデル)
現行型は施工実績が無いので不明ですが、一つ前のモデルは非常に良かったです。
こちらはポルシェとは違い、普通にトヨタ品質のドアです。
素材、構造ともに標準のトヨタって感じなのですが、いざデッドニングをする際に、音質のためにやっておきたいことの70%から80%程度のことまで施工できました。
通常はやりたくても車両機構が邪魔をしたり、手が入らなかったり、そもそもの構造でやりようが無かったりと、やりたいことの60%程度のことまでしかできません。
70~80%ってかなり驚異的です。
施工中どんどん雰囲気が変貌していくドアに、わくわくが止まらず、まだその段階でないにもかかわらず音出し確認し、驚愕したことを今でもはっきり覚えています。
ですが、これもかなり多岐に渡り施工した結果ですので、普通に施工しただけでは普通にトヨタのドアって感じです。
最後は一つ前オーラ/現行セレナ
え?オーラ/セレナって日産だったよね???って感じで、今までの日産車とは違ってました。
鉄板?普通よりちょっと丈夫かな?
やりたい事やれた率は?60%程度かな?
と、前述2台の要因は見当たらず・・・でも、内張外す段階で何か様子が違う事だけははっきり伝わりました。
ですがポルシェのようなドア触っただけで「・・・何???」って凄みも無いですし、シエンタのようにやりたいこと全部できるうっほっほー感もありませんでした。
ただ、内張外し、ドアを触った感じがちょっと意味が分からず、困惑しかなかった感じです。
とにかく響かない。
スピーカーのエンクロージャーって、それ自体が響いてしまうとその音が再生音を濁してしまったり、振動はスピーカーの正確なストロークを阻害したり、厄介以外の何物でもないんですが、車のドアとして考えた時に響こうが何だろうが問題ないはずですので車を作る側としては、ほぼ何も気にしてはいないと思うんです。
なので、車のドアって基本的に響くものですし、私らの仕事としてはその響く構造を変化させることが最重要となってくるんです。
と言いますか、コルトレーンのデッドニングが例えstep1だとしても凄いと言っていただけるのは、これ知ってるからと、その対策を確立してるからなんです。
が、、、
響かないんですよ、、このドア。
ぶっちゃけデッドニング未施工でも、そこそこ鳴っちゃうと思います。
セレナの場合はスピーカーセレクトパッケージでしたので、デッドニングはSTEP1です。
振動モードをコントロールするのが中心の施工で、これだけでもかなりの効果があるんですが、セレナは何もしなくともこれが実現している。。。
じゃあ私は何をすれば???
^^;;;
ってくらいのレベルでした。
勿論コルトレーンのデッドニングスキルは、ここにとどまりませんので、さらに次の領域に進化させるべく施工いたしました。
正直めちゃめちゃ難しかったですが、STEP2までとは言いませんが、かなり凄いドアに仕上げることが出来ました。
私たちが行うデッドニングは、もれなく質量のある何かしらの材料を付加し響いてしまう構造バランスを崩していくわけですので、ドアの重量は増してしまいます。
ですが、唯一質量の付加なしでこのバランスを崩す方法があり、それが構造自体響かない構造にすることです。
これをドア設計の時点で加味されていれば、軽く響かないドアになります。
ひょっとして最近に日産って、こういうレベルで車の設計してるんじゃないかな~と思ってしまうほどでした。
この辺りの技術ってそれだけで学問が成立してしまうような内容なんですが、世の中頭の良い方がいっぱいいますので、もしかしたら、、、考えすぎですかね~
現在のところ、デッドニングの施工実績があるのがオーラとセレナだけですが、ひょっとすると他の日産車も響かないドアかもしれないですね~