ROONのすすめ
2025.01.20
いやー。。
寒いですね。。
私も若いころはスキーを一生懸命やってたもんですから、寒くなってくると心躍りましたし、雪なんか降ろうもんなら小躍りしてましたが、体重増加も加速してきた昨今はさっぱりですので、ただただ寒いだけ^^;;;
我が人生で春を待ち望む日々がやってくるとは、思いもよらなかったです。
という事で、こんな寒い時期は家に籠ってオーディオ楽しみましょう♪
ROON
オーディオフリークなら一度は耳にしたことがあると思います。
いわゆるネットワークオーディオ環境における、プレイヤーにあたるソフトです。
これ何が良いって、とにかく使い勝手が良い!
個人的にはソート機能がとにかく秀逸だと思ってます。
これが特に活躍するのは、クラシックのジャンル。
クラシックは様々なアーティスト、オケ、指揮者など組み合わせ無限で、同じ曲を演奏しています。
サブカルに置き換えると、同じ楽曲を様々な人がカバーしてる感じ。
で、例えばベートーベンの第九。
ちゃーらーらーらーらーらーらーらーってやつ。
これ聴いててふいに「これカラヤンが指揮するとどんな感じになるんだろう?」って興味がわいたら、ライブラリー内、タイダルやコバズ内の楽曲内から一気にソートしてくれます。
例えばムターのコンチェルトが色々聴いてみたいときも、同じく一挙にソートして探せます。
他にも、知らないプレイヤーが気になって、色々聴いてみたい場合や、同じ曲のオケ違い、指揮者違いでどんな違いがあるんだろうとか、特定アーティストのディスコグラフィーを表示させ、そこから何でも聴けたりと、とにかく使い勝手が良いです。
他のソフトは基本的に楽曲に埋め込まれてるタグ情報をもとに管理してるのですが、これがまた規律があるわけではないようでタグ情報からソートすることが困難。
その点ROONはタグ情報だけに頼らず、独自の手法でソートなどを行っているようで、目的のアルバムを探すときなども探しやすいです。
あと見逃せないのは「音が良い!!!!!!!」
私もプレイヤーでなぜここまで音質が左右されるのかわかりませんが、とにかく音が良いです。
ハード側でここまでの音質アップを成立させるには、数十万の出費必須級です。
【それ必要?】
例えば沢山のCDやデジタル音源をお持ちの方にはお勧めできますが、ストリーミング中心で手元に楽曲データの無い、または少ない方は不要かもしれません。
ですが、可能性としてコバズやタイダルなどのストリーミングサイトを利用した場合、利便性も音質も圧倒的に良くなる可能性を秘めています。
CDを大量にお持ちの方には激しくお勧めします。
CD発売当初は半永久とされていたCDメディアにも、やはり耐用年数があり10年から30年といわれています。
そうなんです。
バックアップが必要なんです。
沢山お持ちの方は結構大変です。
リッピングは等倍速ではないので、1枚当たり数分レベルで終わりますが、それでも数百、数千単位でお持ちの方はかなりの労力を要します。
で、次に大変なのは運用。
特定アーティストのファイルを探すなら、PC内で検索掛ければ良いですが、特にクラシックなどのアルバムは、正確なアルバムタイトルなど覚えていない場合も多いですし、大量のCDをお持ちの方は全ての楽曲を把握してるって方も少なく、埋もれてしまい一生効かなくなってしまうアルバムも出てきちゃうと思います。
タグ情報を頼りにソートしようとしても、タグって規則が有るのか無いのか無限のワードでタグ付けされていて、それもままならないです。
これはあくまで私の運用方法ですが、普段はライブラリー全体の曲単位でランダムに再生させており、しっかり聴きたいアルバム内の曲が再生された場合、チョチョットクリックしアルバム再生に切り替えたりしてます。
探しに行ってたら一生聴く機会が無かったかもしれないアルバムだったり、買った覚えすらないアルバムの発見があったりと、かなり重宝しています。
【費用】
基本的にサブスクと思ってください。
月や年単位で費用を支払う方式です。
生涯ライセンスもありますが、10万円超なので現実的ではないですし、ひょっとすると後発で良いソフトが出てくる場合もありますので、月単位か年単位の契約が良いと思います。
2025年1月時点で、月払いで2300円ちょいで、年払いだと少し割引かれ、月当たり1900円ちょいとなります。
【コスパ】
個人的にはこの手のプレイヤーは無料って感覚がありましたので、月2000円前後の費用はけしてコスパが良いとは思えません。
ですが、この唯一性、利便性、音質を考えると、現段階では正直一択だと感じています。
【必要機材】
ROON運用の最小機材構成は以下になります。
・ネット環境
・ルーター
・PC(ROONコア、楽曲用サーバー、コントロール用)
・アンプ内蔵PCスピーカー。
ROONを契約しソフトをダウンロード。
現在も無料で使える期間があるので、最初は無料でダウンロードし試した後に、やめるのか本契約するのか決めます。
PCにインストールし、設定を済ませればとりあえず使えるようになります。
PCモニターにスピーカーが付いていれば、それでも大丈夫です。
標準構成な感じは以下です。
・ネット環境
・ルーター
・PC(ROONコア)
・PC(ROONRemote)
・NAS(楽曲サーバー)
・ROONREADY対応ネットワークプレイヤー
・ご自身のオーディオシステム
ROONは外出時でもインターネット経由でアクセスし音楽が聴けるので、サーバーは常時電源が入っていることを前提となりますので、出来る限り省電力な方が良く、NUCなどの省電力が小さめなPCをROONコア専用として使用し、動作を制約することで電力的にも良いですし、音質もぐっと良くなります。
OSはROONから提供されているROCKを入れるのですが、このOSはWindowsやMacのようなインターフェイスを持っておらず、操作は他のPCやスマホなどにROONRemoteをインストールし操作します。
ネットワークプレイヤーを各部屋、風呂などの複数設置すれば、ROONRemoteの入った端末から、ネットワークでつながっている全ての機器のコントロールが出来ます。
NASはPCを代用しても良いのですが、年中PC起動しておかなきゃなんないですので、PCの寿命も心配ですし電気代もかかるので、NASを導入したほうが良いです。
沢山楽曲をお持ちの方ですと、すぐにPCのストレージがパンパンになっちゃいますので、NASは必須と思ってよいと思います。
NASのおすすめは、RAID5が組めるものが良い気がします。
CDやレコードのように”モノ”ではなく、単なるデータですので、万が一の時の絶望感を考えると、最低限のバックアップは欲しいです。
RAID5は最低限4基のHDD、SSDが必要になるんですが、そのうちの1基がつぶれても、他の3基が無事なら復元可能なバックアップ方法です。
ちょっと高いし、ハイレゾデーターは購入元から再ダウンロードも可能かとは思うんですが、なんだかやっぱり心配ですので、個人的にはお勧めしておきます。
【カーオーディオでの運用】
これ出来たら素敵だと思いませんか♪
現在私の車での運用は、オットキャストにROONREADYをインストールし、車両へは有線カープレイでつなぎ聴いています。
巨大壁となるのがネット環境。
かなり重いデータをNASから引っ張ってこなきゃなりませんので、回線スピードは肝となります。
スマホ回線を使用する場合はスピードも十分ですが、データ量が多いのでパケット上限がある契約の場合、瞬殺で帯域制限送りです。
モバイルルーターも同じく、スピードは十分なものが多いですが、駄目なものも多いですし。やはり従量が気になります。
これでとりあえず車でも聴けるようにはなるんですが、音質的にはいまいちです。。
なので、もう少しアイテムを追加し高音質で聴ける環境を作りたいですよね。
デモカー搭載の予定ですので、お楽しみにしてください♪