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デッドニングって何でするの?

2022.04.06

皆様ご無沙汰しております^^;;;

 

近況ですが鋭意インストール作業に励んでおります。

大変ありがたいことに、毎日お仕事いただけておりまして、只今のご予約の状況もGW連休明けからのご案内になっております。

 

ぎりぎりのラインでスケジュールを組んでおりますが、半端なお仕事はしたくないので、1台1台きっちりお時間を取らせてもらいフル稼働しております。

 

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ということで、久々に少しお時間取れましたので、最近思うところのある「デッドニング」に付いてお話しますね。

 

”デッドニング”って未熟なまま普及していったカーオーディオならではのワードで、このワードが独り歩きし色々な誤解や、本質的な部分を置き去りに広まってます。

 

デッドニングは実は和製英語だったりします。。たぶん^^;

本来ならこのワードにスポットが当たることはないんですが、キャッチーなフレーズだったのでしょうね、いまや量販店でもDIY向けに商品が売られているほどメジャーな存在になっています。

 

ですが本質を見失っている状態では、何をどう施工したら良いのかわからないですよね^^;

で、ネットで情報を探るわけです。

 

・アウターパネルの面積の広い部分に貼ります。

・サービスホールを塞ぎます。

・小さな穴も全て塞ぎます。

・小さな穴は逆に塞がないほうが良いです。

 

こんなワードがまことしやかにいくつもヒットします。

 

 

しょうがないです。

DIYの方は普段お仕事されてて、ご家庭やその他の都合の空いた時間にせっせとやるわけですし、勿論ノウハウも前述のようなネットで知った情報のみ。

といいますか、商品買ったら付いてくる作業手順書的なものにも同じようなことが書いてあるし^^;

何よりも自分のために苦労してやってる趣味の話ですので、他人がどうこう言うことではありません。

 

 

ってことで、置き去りにされてる本質を書いとこうかと思います。

 

 

デッドニングをする理由は「音を良くするため」です。

当然ですよね^^;;;

 

では、音を良くするためには「デッドニング」で何をしたら良いか?

 

 

”スピーカーの働きやすい環境を作る”

 

 

これに尽きます!

 

 

だってスピーカーをくっつけるドアは、車両の出入り口のためのもの。

対してホーム用のスピーカーは、熟練した技術者が何年もかけ開発し、素材、構造など十分吟味し作られ、そこにスピーカーが取り付けられます。

で、いい音がする♪

 

車用のスピーカに限っては、ドアの出入り口であろうとくっつければ良い音がするわけがありません^^;

 

ってことで、ホーム用のスピーカーまでとはいかずとも、最低限スピーカーのエンクロージャーとして機能するようにドアを作り変えなければなりません。

 

 

その一環が「デドニング」です。

 

 

サービスホールを塞いだり、広い面積の部分にシートを貼るのがデッドニングじゃないんです^^

 

 

 

では、デッドニングをするとどうなるのか?

 

これは何もしていないドアの現状を理解すると良いです。

 

・ドア素材の鉄板は内部損失が低く、直接的、間接的に伝わった振動がいつまでも減衰せず残りそれが付帯音となり再生音を濁す。

・鉄板自体のライブな響きがスピーカーから発せられる音にも影響し、歯切れの悪い音になる。

・ドア内部、鉄板では伝わってしまった余分なエネルギーが増幅し、意図しない再生周波数のピークやディップを作り出し、それがまた他の部分に英影響し付帯音を増やす。

・強度は車の強度の一部であり、エンクロージャーとしての強度とは違い、圧倒的な強度不足な場合がある。

 

と、ざっと上げてもこんな感じの状態です。

この環境で出てくる音は、歯切れが悪く、ぼやけ、情報量もスポイルされ、鮮度が低く、ボリュームによりF特が変化してしまうって、かなり無茶苦茶な状態です。

 

 

現状が確認できたところで、何をどうするのかを考えるって感じです。

コルトレーンでは前述のような複雑かつ無茶苦茶な状態のドアを、ざまざまな素材、工法により一つ一つ取り除いています。

 

ただサービスホールを塞ぐわけじゃないってことがわかっていただけたかと思います。

ですが、デッドニングは必須項目かと言われると、実はそうでもなかったりします。

他の部分で補ったりってことで、なんとか誤魔化せるところも沢山あります。

 

デモカーのゴルフがその状態です。

 

でも、同しようもない部分が1点。

ボリュームによりF特が変化しちゃうんです。。

 

様々な理由により、再生音は減衰しちゃったり、増幅されたりするんですが、その影響を酷いレベルで受けてる周波数に関しては、試聴ボリュームの変化で想定以上に大きくなってしまったり、逆に小さくなってしまったりします。

例えば、せっかくイコライザーなどで調整したのに、ボリュームを大きくしたり小さくしたりするだけでぐちゃぐちゃになっちゃう^^;

 

デモカーのゴルフを試聴された方は経験してると思いますが、かなりでっかいボリュームでの試聴をお願いしています。

これは普段私が聴いてる音量で、本物の演奏と同じくらいの音量を想定しているんですが、このボリュームに固定して聴いて頂いてる理由がこんな理由だったりします。

いろいろな手でごまかしたり、対策したりしてるんですが、こればかりはどうにもなりません^^;

 

物理は超えられないんです^^;;;

 

 

 

と、ここまでのお話を聞くと、一刻も早くデッドニングしたくなっちゃうと思いますが、実はデッドニングは音質改善を考えたときに、優先順位はそんなに高くありません。

 

 

えええええええええええええええ!

 

 

って感じですよね^^;

 

コルトレーンのお客様ならわかると思いますが、実は上記のようなひどい環境下のドアよりも、もっとひどい環境の物があるんです。

 

 

それがケーブル。

 

ケーブルについては、ぜひご来店いただき体感してくださいませ。

現在デモボードには純正スピーカーが入っております。

この純正スピーカーがどれほどの実力を持っているのか。

 

ぜひ一度聴いてみてください♪

 

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