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コラム

第十四回「自粛期間で気になった話題」

極!石田塾

2020.06.12

新型コロナウイルスによる非常事態宣言も解除され、いよいよ経済活動再開かと思っていたら東京では感染者が増えてきてアラートが発動されるなど、まだまだ予断できない状況ではありますが、関東以外の地域では感染者も減少し新しいステージに入ってきたことを実感しているのでは無いでしょうか。

この長い自粛期間中、Webなどで普段よりも多くのニュースに触れてきた人も多いと思います。その中で、カーAVにも関係するだろうと思われる話題を2つほど紹介します。ひとつは「若者のクルマ離れ」が終わる!? 幼児・小学生への調査で浮かんだ「熱い視線」という話題。ニフティニュースに載っていたものです。

これは第一生命保険が「大人になったら最初に買いたいものは何か」を全国の幼児と小学生に尋ねた調査。若者のクルマ離れが叫ばれている昨今ですが、ゲーム機やスマートフォンなどを抑えて「クルマ」と答えた人がダントツのトップだったそうです。男のコでは2位のゲーム機が14.8%だったのに比べてクルマは33.6%と2倍以上引き離しているのでダントツですね。

後半の「ユーザーの走りへの期待や所有する喜びを満たす商品であることは間違いない。そうした空気感が子供たちにも伝わり、将来、買いたいという思いにつながったとも考えられそうだ」という分析は「それは違うだろっ」とは思いますが、このコロナ禍の中で公共交通機関に乗るよりはクルマのほうが断然安全だったり、多くの人が巣篭もりしている中でクルマなら家族で出かけられるなど、クルマがあればより自由が手に入るだろうという期待感が子ども心にも植え付けられたのではないかと思います。

実際、僕は緊急事態宣言が発動した後、公共交通機関には乗らないと決めました。移動は徒歩圏内またはクルマ。もっともクルマで出かけたとしても相手がいたら密になりかねないので、ほとんど出かけずに、ずっと部屋にこもっていましたが(笑)。

やはりクルマは自由な移動を助けます。今回のコロナ禍のような状況になってもクルマの中にいる限りはパーソナルな空間。「他の乗員と密接じゃないか」と言われればその通りですが、家の中でも家族と一緒にいるわけで、安心できる家族、または友人とのドライブなら、感染のリスクは低いでしょう。

となると、より車内を快適に過ごす方法を考えたいものです。その手段はいろいろあるでしょうが、ここではやはり音楽を良い音で楽しむことをお勧めしたいもの。新型コロナウイルスによって溜まっているストレスを和らげるのは、音楽を聴くのが一番。少なくとも僕の場合はそうです。音楽を楽しんでいる間はイヤなことを忘れられるし勇気づけられたりもします。本当に、音楽があって助かっています。

それが良い音ならば、受ける感動も確実に高まります。だからオーディオのグレードアップに勤しんでいるようなもの(笑)。本当に良い音は、皆さんを幸せにしてくれると信じています。

簡単にサウンドのグレードアップを行いたいなら、まずはスピーカーを入れ替えてみるだけでもいいし、純正システムが替えづらいクルマに乗っているならDSPを足してみるのもよし。コルトレーンが得意なアースケーブルを足してみるのもいいですね。これ、サウンド・クオリティが向上するだけではなくエンジンの調子も良くなるのでお勧めです。

僕が住んでいるエリアではまだ届いていませんが、特別給付金が届いたという話もSNS等でよく見かけるようになりました。そのお金をオーディオにつぎ込んで、経済活動を回していくのは大事なことかと思います。

もうひとつの気になるニュースは「車中で映画鑑賞。ドライブインシアター、コロナ禍で復活の兆し」というものです。

ドライブインシアターは、若い人はご存知ないかもしれませんが1980?90年代のバブル時代に日本でも流行ったもの。僕もかつて船橋のららぽーとへ観に行った覚えがあります。アメリカでは60年代に大流行したそうで広い駐車場にクルマを集め、大きなスクリーンでクルマの中から映画を鑑賞するというシステムです。

日本では広い駐車場の確保が難しいなどさまざまな問題もあって、バブル崩壊とともに下火となったドライブインシアターですが、このコロナ禍の中で復活の兆しをみせているとか。常設のスクリーンを持つ専用のスペースではありませんが、東京タワーやイオンモール幕張新都心、北海道など、さまざまな場所でドライブインシアターのイベントが計画されています。

最近は徐々に再開してきたとはいえ、やはり映画館のような閉鎖空間は怖いという人も多いと思います。僕も、ジム・ジャームッシュの「デッド・ドント・ダイ
」など観たい映画はあるんですが感染が心配で躊躇している状態です。そんな時、車内というパーソナルな空間で気の合う仲間と共に映画を楽しめるのは最高。ぜひとも、またブームが再燃して欲しいものです。

ドライブインシアターでは、音をカーオーディオで楽しみます。FMを通じて聴くわけですが、オーディオ・システムの具合によって迫力も感動もぜんぜん違うんですよね。純正システムだと、音が物足りなくて「やはり映画館のほうがいいや」と感じると思います。でも、ある程度システムアップしたシステムならまったく違います。DSPをきちんとセッティングしたシステムなら、移動感とか広がりなども感じることができるし、スピーカーが近いので音がクリアで「映画館よりもリアル」と感じるかもしれません。

とくに重要なのは低音。とくにアメリカのアクション系の映画なんかは低音で迫力を加える傾向にあるので欠かせません。といったらサブウーファーですよね。他が純正のままでも、サブウーファーを足して低音を加えるだけでも、迫力がぜんぜん違います。これは映画だけではなく、普段音楽を聴いている時も感じるので、ドライブインシアターに行く気はないという人にも参考になるかと思います。

ただし、ただやみくもに付けるだけではダメで、きちんとセッティングをしないとかえって音がめちゃくちゃになってしまうこともあり得るので注意。まあ、コルトレーンなら大丈夫だと思います。信頼のおける専門店に依頼するのが、良い音を手に入れるもっとも効率の良い方法です。

いずれにしても、今回のコロナ禍によって生活環境や行動がガラリと変わった人も多いかと思います。そんな中で認識を強めたのが、クルマの中は比較的安全ということと音楽が好きで良かったということ。これは、多くの人が感じているかと思います。コロナ禍によって新しい日常が来たとしても、クルマの中で良い音で音楽を聴きたいという願望は変わらないはず。ますます、カーオーディオのグレードアップに励みたいものです。

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