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コラム

第50回「サウンドミートイン東日本」イベントレポート

極!石田塾

2024.01.14

https://www.uroco.co.jp/usdiner/soundmeetin/?m=2023

10月29日に秋のサウンドミートが行われたので、今回はその様子を。場所は山形・天童にある東北パイオニアの駐車場。今回、初めて使わせていただく場所です。実は、何度か取材等で訪ねていたので、奥に広い駐車場があることは知っていました。そこで、ダメ元で「イベントに使えないか」と尋ねてみたみたところ快く承諾していただき、今回の開催となった次第です。

それどころか、イベントでの上位入賞者には、パイオニアが誇る最高峰スピーカー、TADの試聴室で音楽を聴くことができるという副賞付き。そのおかげか、みなさん気合が入っていたようで、いつになく音の良いクルマが多かったような気がします。ま、何度も参加している人も多かったので、その都度、口酸っぱく指摘してきた部分をよく考えて改善してきた結果とも言えるでしょうね。

このようなイベントの時、僕は音の良し悪しでは判断しないようにしています。というのも、参加者はそれぞれオーディオに使った予算が違うし、音の好みだって人それぞれだからです。それを、音の良し悪しで判断してしまうと、どうしても僕個人の趣味に合った音かが優先するんですね。だから僕が判断するのは、取り付けがしっかりとできているか、調整が正確かの2点。これができていれば、合格点だしそうじゃなかったら、その理由を探り指摘するようにしています。

例えば、前回は確か上位に入賞していたと思う新潟からいらしたKさんのクルマ。スーパーツイーター付きの4ウェイか5ウェイのシステムで、パッと聴いた時にはものすごくクオリティの高い音がしています。ただ、じっくり聴くと音像がはっきりしないんですよね。だから、どこかのユニットが逆相になっているのでは?と指摘し、残念ながら上位入賞とはなりませんでした。

逆に、古いゴルフIIで参加したNさん。前回は確か蔵王で行われたサウンドミートに参加していたので約1年ぶりでしたが、相変わらず良い音を聴かせてくれました。といっても、ものすごく高価なオーディオシステムを入れているわけじゃないんです。確か、フォーカルの2ウェイシステムにサブウーファーも付いていたと思います。それらの調整が正確にできていて、音に違和感がなく聴き心地がいいんです。地味に良い音とでもいいますか。音楽を聴いていて何も気になる部分がない音は、音楽に没頭できます。

他にも毎回、秋田からGT-Rで参加しているかたは、以前から低音が足りない、位相がずれている、音がボヤけているなど、後で思い返すと散々な言い方をしてたなぁと反省しきりですが(笑)、それでもめげずに僕のクリニックに参加してくださり、今回はとてもクリアで正確な音を出していました。残念ながら上位入賞とはなりませんでしたが、これまで色々と指摘してきた甲斐があったとホッとしています。

すべてを語るのは無理なのでこれくらいで止めておきますが、今回は本当にまともに鳴っているクルマが多かったと思います。僕は低音好きなので(笑)基本的に低音が厳しい曲を基準曲に選ぶことが多いのですが、今回は低音がビビっているようなクルマは一切なし。専門店がいかにその辺に気をつけて取り付けを行っているかが分かります。以前は、自作の人の中にウーファーの取り付け強度不足なのか、音がぼやけているクルマがあったんですが、そんなクルマも無くなりましたね。良い傾向だと思います。

といっても低音があればいいというわけではなく、無理に低音はなくてもいいと思っています。例えばフロントスピーカーのみ(サブウーファー無し)のクルマで超低音を出せといっても無理があるので、その場合は自然な低音が出ていればよしとします。問題なのは、もっと低音が出せるシステムなのに低音が不足しているケースや、せっかくサブウーファーがあるのにズレていて違和感ありありなケースです。この場合は、きちんと指摘します。

今回で言うとNさんのクルマ。サブウーファーがあるのに、どうにも低音が弱々しすぎます。前回は、別のクルマで上位入賞しているだけに「あれっ?」という感じでした。新しいクルマでオーディオを付けたばっかりと言うことで、調整する時間が取れなかったのもあるかもしれませんが、今回は上位入賞とはなりませんでした。ただ、低音不足を指摘した後、すぐに調整し直したようで後で聴いたときには改善していましたし、前述のKさんもクロスオーバーを見直したようで、音像が明確に定位するように変わっていました。今回は、最初評価で決めているので残念ながら入賞できませんでしたが、言えば自分で直せるレベルに成長している人も増えているようです。

というように、もはや参加者すべてが一定のレベルをクリアしているため実のとことをいうと、すべてのクルマが良いというしかなく、細かいところを採点して順位をつける意味がなくなってきました。もっとも、僕個人としては音を採点して順位をつけること自体ナンセンスだと思っていて、ちょっとでも違和感を感じるクルマだとダメ。そうじゃなければいいとなるわけで、今回はすべてが「良い」になるので、あとは個人の趣味に頼ることになるわけです。

そこで次回からは基準曲を1曲、もう1曲は自由曲として自分の好きな曲、再生を得意とする曲を参加者それぞれに選んでもらうことに決めました。その曲に対する思いとか、このように再生したいということを書き添えてもらえれば、そのように鳴っているかを判断しやすいし、基準曲が1曲あるので調整が正確にできているかの判断もできると思います。こうすることで、より個人の趣味としてのカーオーディオが進化していくんじゃないですかね。いまから楽しみです。

そうそう、TADを試聴した人の感想を聴いてみましたが、音の良さはもちろんのこと、試聴室の静けさに驚いたという人がほとんど。滅多にできない体験は、今後の音作りの参考にもなったようです。天童でのサウンドミートは来年も続く予定なので、ご期待を。

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