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コラム

第48回「フジロック」イベントレポート

極!石田塾

2023.07.03

今年もフジロックへ行ってきました。豊洲で行われた2回目から通い始め、病気で長期入院した翌年とコロナで中止した翌年の特別なフジロックの3回は休んでいるので、23回目のフジロックということですね。考えてみると、飽きずに長く通っているものです(笑)

今は秋田に居て惚けた父の介護をしているため、以前のように3日間フル参加はできず、今回は金曜日のみの参加でしたが、それでもフジロックの会場に行くと幸せになります。入場ゲートをくぐる前から遠くに音楽が聴こえてきて、進むにつれて音がどんどん大きくクリアになっていきます。メインのグリーンステージの後方の通路を歩いているときにはもうワクワク感が絶好調で、とりあえずビールが飲みたくなります(笑)

そこをぐっと我慢して、まずはフィールド・オブ・ヘヴンを目指します。3日間行っていた時は、とくに目当てのバンドは作らず、あちこちブラブラ歩いていて気になったら立ち止まって聴くという感じだったんですが、今回は1日だけだからYO LA TENGO(ヨ・ラ・テンゴ)は見逃してはいけないと思ったんです。

ボードウォークをだらだら歩いて、フィールド・オブ・ヘヴンについたときには、ヨ・ラ・テンゴの前のコリー・ヘンリーのサウンド・チェック中。実はその前のThe Budos Bandも間に合えば見たかったんですが、さすがに間に合いませんでしたね。なにせ、朝4時に起きて親父の朝飯を準備し、5時ごろ出発して現地に着いたのが15時頃。それから駐車場を探したりリストバンドを交換したりなんだかんだあって会場入りしたわけで、15:10スタートのThe Budos Bandには間に合うはずがありませんでしたね(笑)

で、まずはヘヴンとホワイトステージの間のジプシー・アヴァロン近くにある森でビールです。この森は日陰だし、木の切り株がベンチになるし、とても居心地のいい場所です。ホワイトステージが近いので、音が聴こえてくるし、アヴァロンの音も聴こえます。そんなときに聴こえてきたのがアヴァロンで演っているカッコいい音。すかさずビールを持ってアヴァロンの前に行ったら、kottという3人組でした。

https://www.tunecore.co.jp/artists/kott?lang=ja

ドラムス、ピアノ、ベースの3人で、京都で活動中。それぞれがソロとしても活動していて、ジャンルでいうとジャズなんでしょうが、それには当てはまらない踊れるリズムが魅力です。このように、思いがけず見知らぬバンドに出会えるのも、フジロックの魅力のひとつ。そういえばホワイト・ストライプスとの出会いもフジロック でした。彼らが最初にフジロックに来たとき、赤い服を着て2人で会場内を歩いているのを何度も目撃して、気になったので見に行ったらカッコ良かった。ROVOもフジロックで初めて体験して、すぐにファンになりました。このように、カッコいい音と出会える場所でもあります。

kottは会場でCDの販売もしていたんですが、帰ってからハイレゾでも買おうと思ったら、これが無いんですよ。しょうがないのでCDか配信を手に入れようと思っているんですが、そんなことなら会場で買っておけばよかったと後悔しています(笑)

そのあとは、いったん今は飲食店エリアになったオレンジコートへ行き、腹ごしらえしたあとにいよいよYO LA TENGO。相変わらずアイラのギターがぶっ飛んでいて素晴らしいです。ライブもスタジオ盤も同じクオリティだけど、やっぱりライブで見るべきバンドです。3人が曲ごとに楽器をローテーションするのも楽しいですね。前回はグリーンステージだったが、ヘヴンの小さいステージで見られて最高でした。

終わって満足感に浸っていたら、何人かの友人と会うことができました。やはり、好きな音楽の傾向が似ている人は自然に同じ場所に集うものです(笑)。次はヘヴンに留まって元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎を見るかどこかに移動するか迷っていたところ、1年に1回フジロックの会場で会う大阪の友人から「ヤーヤーヤーズに向かっています」とのメッセージが。そこでレッドマーキーに向かったんですが、残念ながらヤーヤーヤーズのステージには間に合わず。ヘヴンに戻る脚力も残っていないので、最後はグリーンでストロークスを見ることにしました。

大阪の友人とも合流してビールで乾杯。いつも家族で来ていて(今回はお嬢さんは不在)中学に入学した息子さんと一緒に現れたのですが、声変わりしていたのにびっくり。初めて会った時はまだ息子さんは生まれておらず、お嬢さんを肩車してイアン・ブラウンを見ていたんですが、それを考えると歳をとるわけです(笑)。彼は大阪・関西を中心にチャイローズというバンドで活動しているので、機会があったら是非見に行ってください。Facebookページのリンクを貼っておきますね。

https://www.facebook.com/chairose6969/?locale=ja_JP

しかしストロークス。ボーカルがデブっていて、バウハウス再結成時のピーター・マーフィーを思い出して笑えました。ということで最後はイマイチだったんですがYO LA TENGOが素晴らしかったので、良しとしましょう。1日だけなので、見たバンドの数は限られますが、それでもフジロックは楽しい! きっと来年も行くことでしょう。

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