準備中 

営業時間:10:00~19:00

定休日:木曜・金曜

052-442-1182

コラム

第47回「2023サウンドミートin東日本」イベントレポート

極!石田塾

2023.08.19

https://www.uroco.co.jp/usdiner/soundmeetin/?m=2023

終わってから1ヶ月以上が過ぎてしまいましたが、5月28日にいわきで行われたサウンドミートについてお知らせしましょう。前回はオーディオ評論家の土方久明さんがジャッジに加わりましたが、今回は新たに峰岸良行さんが参加。小林貢さんと井上千岳さんも加えて5人体制となり、サウンドクリニックコースは強力な布陣となると同時に、平均年齢が一気に若返った感じです(笑)。

今回、初めての参加となった峰岸さんを紹介しておくと、レコーディング・スタジオなどで活躍している方です。いわゆるプロオーディオ出身というか、そちらがメインで仕事をしている方です。これまでのホームオーディオ系、カーオーディオ系の人とは違うので、たぶん違う視点で評価してくれるのではないかと興味津々。僕のクルマも聴いてもらって評価していただきました。

その結果ですが、まず音像が二重に出ているという指摘を受けました。この理由ははっきりしていて、僕のスバルR2の場合、ダッシュボードの上にカロッツェリアのCSTドライバーがほぼ上を向いてついています。多少は角度を付けているのですが、リスナーと正対するような角度にすると視界を遮るし、簡単に装着したかったのでピラーを大掛かりに加工するつもりはなく、純正スピーカーのスペースだけで加工を留めたかったというのが理由です。

これでも、普段聴いているような音量であれば二重像はほとんど気になりません。が、ボリュームを上げていくと、途端に気になってくるんですね。実は、僕も気づいていました。だから、音量はだいたい12くらい、大きくしても15くらいにしているんですが、プロの耳はごまかせません。早速、指摘を受けたわけです。

あと、左右で音質が違うとの指摘も。これも理由ははっきりしていて、僕は助手席の足元にカロッツェリアのパワード・サブウーファー、TS-WX010Aを置いているんですが、サブウーファーがモノラル使いとはいえ置き場所が助手席側に偏っているため、音質差が出て当然ですよね。これを解決するには、サブウーファーの装着位置を左右センターに持っていくとか、運転席側にもサブウーファーを付けることが必要でしょうが、運転席側への設置は物理的に無理だし、センターへの移動もコストがかかりそうなので止めておきます。

このように、的確な指摘が得られるのは、参加者にとってものすごく参考になることでしょう。土方さんにしても、ジャッジに影響するからとイベントの前日には酒を一滴も飲まずにイベントに臨むという徹底ぶり。これには感心しました。前日は、イベントの打ち合わせと称した飲み会があって、ユーズダイナーの吉田さんが自社でも販売しているワインを提供してくれるので、僕なんかは普段は飲まないワインをがぶ飲みしちゃうんですけどね(笑)。あっ、土方さんが前日に一滴も飲まないというのは言い過ぎでした。土方さんもこの日は、舐める程度に味わっていましたよ(笑)。

そんなこんなで無事イベントも終わり好評だったようで、次回も引き続き土方さんや峰岸さんにはジャッジをお願いする予定のようです。単に点数と順位を決めるコンテストではなく、プロからさまざまな指摘やアドバイスがもらえる機会は滅多にないので、コンテスト常連の人だけではなくむしろオーディオを始めたばかりの人や、これまでコンテスト等に参加したことがない人にこそ、ぜひ参加してもらいたいものです。それが、良い音で音楽を聴く近道にもなることでしょう。

話はガラッと変わって、最近「F1 LIFE Channel」というYouTubeチャンネルにハマっています。F1ジャーナリストの米家さん(よねやん)とTAROさんという2人がF1にまつわる様々なテーマを語っているんですが、本音で語っているのでまどろっこしいところがなく。すっきりと頭に入ってきます。

特に裏チャンネルでの「マニアが市場をダメにする」という指摘はごもっともだと思います。これはスーパーフォーミュラの集客について語っていたのですが、元々のファンには伝わっても、知らない人からみたら何をしたいのかわからない、つまらないから客も集まらないという指摘です。

これは、実はカーオーディオにも通じると思うんですよね。イベントなんかにしても、何をやっているかを知っていて、それを承知の上で集まっている人にしか楽しさは伝わらない。これでは、先の広がりがないんじゃないかと思っています。

ハイエンド・カーオーディオは元々マニアのものなんだから、それをわかる人が集まればいいと思う人も多いでしょうが、僕の願いはより多くの人にクルマの中で良い音で音楽を聴く楽しみを知って欲しいということ。いつも、それを考えています。

そこで考えました。TAROさんはジャーナリストではなくチャーラリストを名乗っていて、YouTubeチャンネルでもおちゃらけたこと、とぼけたことを言う役に徹しています。それと的確な解説のよねやんがいるので、その掛け合いが楽しいのですが、2人とも本音で話しているため、批判も多いことでしょう。それでも正論を話しているので、批判はすり抜けられるのです。

これに倣って、僕もこれからはチャーラリストとしてデビューしようと思っています。たぶんチャーラリストは思ったよりも難しく頭を使いそうなのでできるかどうか分かりませんが、目指していくつもりです。一方、これまでのジャーナリストとしての側面も維持していくので一人二役です。イベント等に行くときには、8割がたチャーラリストなので(笑)見かけたら気軽に声をかけてくださいね。

ページのトップへ