第65回 カロッツェリア新商品レポート
極!石田塾
2026.05.26
※記事内のDEQ-7000Aは、現在終売となっております。
先月は久しぶりに東京へ出かけてきました。北秋田の自宅を夕方に出て、東北道のサービスエリアで仮眠しながら朝、有明の現地に到着するという弾丸出張です。目的はというとカロッツェリアの新製品説明会があったから。楽ナビやディスプレイオーディオが中心なので、わざわざ遠くから来なくても大丈夫ですよとも言われていたんですが、新しいDSPアンプもあるというので、これはどうしても見ておかなくてはと思い、行ってきました。
いやー、しかし暑いですね(笑)。6月18日は秋田もずいぶん暖かくなってきていたんですが、それでも山を越える(北秋田市の南の森吉山)時はまだ道端に雪が残ったりしていて、ようやく春の雰囲気を醸し出している場所もありました。が、仮眠した菅生パーキングエリアを出る頃にはすでに暑くなってきていて、有明はもう真夏とも思えるほどの陽射しの強さ。久々に東京の暑さを実感しました(笑)
会場では楽ナビやでィスプレイオーディオの説明が続き、最後にDSPアンプ。東北パイオニアの松下さんが説明に来ていたので。おそらく東北パイオニアが主体となって開発を進めたのでしょう。DSPアンプは海外製品が先行していて国産モデルは後発とのことで、先行している海外モデルを研究して、それらにはない機能を追加していました。
新製品は2種類あって、まず1台目は4ch入力6chアウトのDEQ-2000A。これはオープン価格ですが、確か4万円台の価格帯と言っていたような気がします。発売は12月の予定ですが、先行してオートバックスでは売られるとのことで、7月中には販売が開始しそうです。もう1台は8ch入力10chアウトのDEQ-7000A。DEQ-2000Aはハイレゾをダウンコンバートして再生するのに対して、DEQ-7000Aはハイレゾをネイティブ再生します。なのでとことん音質を追求するならDEQ-7000A。純正オーディオを使いつつ手軽により良い音を楽しみたいならDEQ-2000Aということになるでしょう。DEQ-7000Aの発売は9月の予定です。
両モデルの特徴は、スマホの専用アプリでも調整ができるという点です。もちろん大きな画面で見やすいのは断然PCのほうですが、PCの対応OSはWindows10以上のみ。対してスマホならiOSとAndroid OSに対応しているので、iPhoneだろうがGoogle Pixeiだろうが多くのスマホで調整できるんです。しかもBiuetoothを内蔵しているのでスマホとペアリングすればストリーミング再生可能。SpotifyだろうがApple MusicだろうがAmazon Musicだろうが、お気に入りのサブスクの音楽をストリーミングで聴けるんです。
純正ナビの案内音声を音楽に割り込ませることができるのもカーナビメーカーらしいところだし、ソースごとに異なる音量を事前にセットしておける機能もあるので、ラジオからストリーミングに切り替えてもいちいち音量を動かす必要はありません。この辺りは、後発メーカーの強みでしょうね。
調整機能は-18dBから+18dBまで0.1dBステップの31バンドEQとハイパス/ローパスフィルター、タイムアライメント、そしてスピーカーレベル調整ですが、EQはパラメトリックEQも併用できる設計だし、ハイパス/ローパスフィルターは肩特性をバターワース、ベッセル、リンクウィッツから選べるなど、従来の機能よりも進化しています。またプリセットEQでフラット、パワフルなど5種類のイコライザー カーブが選べるし、セダンやSUVなどのクルマのタイプに応じたプリセットEQも用意していて、手軽に音を選べるのも楽しいですね。また主要車種に関してはメーカーが事前にセッティングデータを用意して提供しているので難しい初期セッティングを簡略化できるのもよい点です。
今、フロント2ウェイ+サブウーファーのシステムで楽しんでいる僕なら、迷わずDEQ-2000Aを付けるでしょうね。そしてSpotifyなどのストリーミングを聴く。ハイレゾがネイティブ再生できないのは残念だけど、調整さえしっかりできて位相があっていれば、それなりによい音で聴けますからね。ただ、ボディが思いの外大きいのが玉に瑕。サイズが幅200×奥行169×高さ47mmもあるんですよ(笑)

